基準分割数における相続人の超過
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● 相続の事例における「超過」とは:相続人の取り分の合計が、事例の基準分割数に比して多過ぎることを指します。
● 相続人の超過が及ぼす影響:
相続の事例における相続人の超過が発生すると、各相続人の相続分は本来のそれよりも減少します。
● 相続人の超過の観点から見る事例の基準分割数:
本来、事例の基準分割数は以下の7通りです:
① 2
② 3
③ 4
④ 6
⑤ 8
⑥ 12
⑦ 24
相続人の超過の観点から見ると、事例の基準分割数は2種類に区分されます:
1-相続人の超過が発生しない基準分割数:①2、②3、③4、④8、の4種類です。
2-相続人の超過が発生し得る基準分割数:①6、②12、③24、の3種類です。
● 相続人の超過による基準分割数の変化:
1-基準分割数「6」:相続人の超過が発生すると、4つの形において増加します:
① 「7」に増加する場合:例えば故人が夫と同父母の姉妹2人を残したような場合です。下図を参照して下さい:
固定相続 |
② 「8」に増加する場合:例えば故人が夫と同父母の姉妹1人と異父姉妹2人を残したような場合です。下図を参照して下さい:
③ 「9」に増加する場合:例えば故人が夫と同父母の姉妹2人と異父兄弟2人を残したような場合です。下図を参照して下さい:
④ 「10」に増加する場合:例えば故人が夫と母親と同父母の姉妹2人、そして異父姉妹2人を残したような場合です。下図を参照して下さい:
固定相続 |
2-基準分割数「12」:相続人の超過が発生すると、3つの形において増加します:
① 「13」に増加する場合:例えば故人が夫と父親と母親と娘1人を残したような場合です。下図を参照して下さい:
固定相続 |
② 「15」に増加する場合:例えば故人が夫と父親と母親と娘2人を残したような場合です。下図を参照して下さい:
固定相続 |
③ 「17」に増加する場合:例えば故人が妻1人と母親と異母姉妹2人と異父姉妹2人を残したような場合です。下図を参照して下さい:
固定相続 |
3-基準分割数「24」:相続人の超過が発生すると、常に「27」に増加します:
例えば故人が妻1人と父親と母親と娘2人を残したような場合です。下図を参照して下さい:
固定相続 |