礼儀作法 - 挨拶の礼儀作法
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礼儀作法 1 - 挨拶の礼儀作法
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كتاب الآداب - آداب السلام
[اللغة اليابانية ]
ムハンマド・ブン・イブラーヒーム・アッ=トゥワイジリー
محمد بن إبراهيم التويجري
翻訳者: サイード佐藤
ترجمة: سعيد ساتو
校閲者: ファーティマ佐藤
مراجعة: فاطمة ساتو
海外ダアワ啓発援助オフィス組織(リヤド市ラブワ地区)
المكتب التعاوني للدعوة وتوعية الجاليات بالربوة بمدينة الرياض
1428 – 2007
礼儀作法
● 礼儀作法とは:称えられるべき言葉遣いや行い、品行などの実践のことです。
● イスラームは、人間の生活をあらゆる状態において秩序づける、1つの完全な教えです。そして人間にとって有益なことを命じ、有害なものを禁じています。また自らに対しても他人に対しても様々な礼儀作法を定めていますが、その範囲は飲食、睡眠、起床、通常の定住生活や旅行時など、あらゆる状況に渡っています。
アッラーは仰られました:-使徒が命じた物事を行い、彼の禁じた物事を避けよ。そしてアッラー(のお怒りや懲罰の原因となるような物事)に対し、身を慎むのだ。実にアッラーは厳しく罰されるお方である。,(クルアーン59:7)
クルアーンと正しいスンナ(預言者の言行)に示されるこれらの礼儀作法は、以下に挙げる通りです。
1-挨拶の礼儀作法
● 挨拶の徳:
1-アブドッラー・ブン・アムル(彼らにアッラーのご満悦あれ)によれば、ある男が預言者(彼にアッラーからの祝福と平安あれ)にこう尋ねました:「“イスラームの特質の中で、どのような点が最も優れていますか?”(預言者は)言いました:“(他人に)食事を与え、知っている者にも知らない者にも挨拶をすることである。”」(アル=ブハーリーとムスリムの伝承[1])
2-アブー・フライラ(彼にアッラーのご満悦あれ)によれば、アッラーの使徒(彼にアッラーからの祝福と平安あれ)はこう言いました:「私の魂がその御手に委ねられているお方にかけて。あなた方は信仰するまで天国に入ることはない。そして互いに愛し合うようになるまでは、本当に信仰したことにはならない。あなた方がそれを行えば、互いに愛し合うようになることを教えてやろうか?あなた方の間に挨拶を広めるのだ。」(ムスリムの伝承[2])
3-アブドッラー・ブン・サラーム(彼にアッラーのご満悦あれ)は言いました:「私はアッラーの使徒(彼にアッラーからの平安と祝福あれ)がこう言うのを聞きました:“・・・‐中略‐人々よ、挨拶を広めよ。食事を施せ。人々が眠っている間に、サラー(礼拝)に勤しめ。(そうすれば)平安と共に天国に入るであろう。”」(アッ=ティルミズィーとイブン・マージャの伝承[3])
● 挨拶の仕方:
1-至高のアッラーはこう仰られました:-そしてあなた方が挨拶を受けたら、それよりもっとよい形の挨拶で挨拶するか、あるいは同じ言葉を返すのだ。実にアッラーはあらゆる事柄をも(仔細に)計算されるお方である。,(クルアーン4:86)
2-イムラーン・ブン・フサイン(彼らにアッラーのご満悦あれ)は言いました:「ある男が預言者(彼にアッラーからの祝福と平安あれ)のもとを訪れ、こう言いました:“アッ=サラーム・アライクム(あなた方に平安あれ)。”すると預言者(彼にアッラーからの祝福と平安あれ)はその挨拶に応じました。そして座ると、こう言いました“10(倍の報奨)だ。”次にまた別の男が来て、言いました:“アッ=サラーム・アライクム・ワ・ラフマトッラー(あなた方に平安とアッラーのご慈悲あれ)。”すると預言者(彼にアッラーからの祝福と平安あれ)はその挨拶を返してから座ると、こう言いました:“20(倍の報奨)だ。”それからまた別の男がやって来て、こう言いました:“アッ=サラーム・アライクム・ワ・ラフマトッラー・ワ・バラカートフ(あなた方に平安と、アッラーのご慈悲と祝福あれ)。”すると預言者(彼にアッラーからの祝福と平安あれ)はその挨拶を返してから座ると、こう言いました:“30(倍の報奨)だ。”」(アブー・ダーウードとアッ=ティルミズィーの伝承[4])
● 先に挨拶をする者の徳
1-アブー・アイユーブ・アル=アンサーリー(彼にアッラーのご満悦あれ)によれば、アッラーの使徒(彼にアッラーからの祝福と平安あれ)は言いました:「ムスリムは、会えば背き合うようにして、その同胞を3夜以上避け続けることは許されない。そして彼らの内、先に挨拶を始める方がより優れているのだ。」(アル=ブハーリーとムスリムの伝承[5])
2-アブー・ウマーマ(彼にアッラーのご満悦あれ)は言いました:「アッラーの使徒(彼にアッラーからの平安と祝福あれ)は言いました:“アッラー(のご慈悲)により近いのは、先に挨拶を始める者である。”」(アブー・ダーウードとアッ=ティルミズィーの伝承[6])
● 挨拶をする相手の優先度:
1-アブー・フライラ(彼にアッラーのご満悦あれ)によれば、預言者(彼にアッラーからの祝福と平安あれ)は言いました:「年少の者は年配の者に、通行者は座っている者に、少数の者たちは多数の者たちに挨拶するのだ。」(アル=ブハーリーとムスリムの伝承[7])
2-アブー・フライラ(彼にアッラーのご満悦あれ)によれば、アッラーの使徒(彼にアッラーからの祝福と平安あれ)は言いました:「乗り物に乗った者は歩行者に、歩行者は座っている者に、少数の者たちは多数の者たちに挨拶するのだ。」(アル=ブハーリーとムスリムの伝承[8])
● 女性や子供に対する挨拶:
1-アスマーゥ・ビント・ヤズィード(彼女にアッラーのご満悦あれ)は、言いました:「預言者(彼にアッラーからの祝福と平安あれ)は私たち女性の所を通ると、私たちに挨拶をしました。」(アブー・ダーウードとイブン・マージャの伝承[9])
2-アナス・ブン・マーリク(彼にアッラーのご満悦あれ)が伝えるところによれば、彼は子供たちの前を通りかかった時、彼らに挨拶をしました。そして言いました:「預言者(彼にアッラーからの祝福と平安あれ)はこうしていたのです。」(アル=ブハーリーとムスリムの伝承[10])
● 誘惑などの危険がない場合において、女性が男性に挨拶すること:
ウンム・ハーニー・ビント・アビー・ターリブ(彼女にアッラーのご満悦あれ)は言いました:「私はマッカ解放の年にアッラーの使徒(彼にアッラーからの平安と祝福あれ)のもとに赴きましたが、その時彼は沐浴中で、彼の娘ファーティマが彼を(仕切り代わりになるような物でもって)隠していました。私が彼に挨拶すると、彼は言いました:“これは誰か?”私は言いました:“ウンム・ハーニー・ビント・アビー・ターリブです。”(すると預言者は)言いました:“ウンム・ハーニーよ、ようこそ。”」(アル=ブハーリーとムスリムの伝承[11])
● 家に入った時の挨拶:
至高のアッラーはこう仰られました:-あなた方が他の家に入ったならば、あなた方の同胞にアッラーからの、祝福に溢れた美しい挨拶をするのだ。,(クルアーン24:61)
● ズィンミー[12]には先に挨拶しないこと:
1-アブー・フライラ(彼にアッラーのご満悦あれ)によれば、アッラーの使徒(彼にアッラーからの祝福と平安あれ)は言いました:「ユダヤ教徒やキリスト教徒に対して、あなた方から挨拶をしてはならない。もし道で彼らに会ったら、彼らを道の端に追いやるのだ。」(ムスリムの伝承[13])
2-アナス(彼にアッラーのご満悦あれ)は言いました:「預言者(彼にアッラーからの平安と祝福あれ)は言いました:“啓典の民があなた方に「アッ=サラーム・アライクム(あなた方に平安あれ)」と挨拶したら、「ワ・アライクム(そしてあなた方にも)[14]」と言うのだ。”」(アル=ブハーリーとムスリムの伝承[15])
● ムスリムと異教徒が混合していれば、ムスリムのみを意図して挨拶すること:
ウサーマ・ブン・サアド(彼らにアッラーのご満悦あれ)によれば、預言者(彼にアッラーからの祝福と平安あれ)はサアド・ブン・ウバーダのもとに戻りました・・・‐中略‐ムスリムと偶像を崇拝するシルク[16]の徒とユダヤ教徒が一緒に座っている場所を通りかかると、預言者(彼にアッラーからの祝福と平安あれ)は彼らに挨拶し、立ち止まりました。そして(乗っていた家畜から)降りると、彼らをアッラー(の宗教)へと勧誘し、彼らのためにクルアーンを読みました。(アル=ブハーリーとムスリムの伝承[17])
● 退出時と来訪時の挨拶:
アブー・フライラ(彼にアッラーのご満悦あれ)は言いました:「アッラーの使徒(彼にアッラーからの平安と祝福あれ)は言いました:“あなた方が集まりの場を通りかかったら、挨拶するのだ。そしてそこから立ち去りたい時にも、挨拶するのだ。前者の方が後者よりもそうするのに値するわけではない[18]。”」(アブー・ダーウードとアッ=ティルミズィーの伝承[19])
● 人と会った時にお辞儀しないこと:
アナス・ブン・マーリク(彼にアッラーのご満悦あれ)は言いました:「ある男が言いました:“アッラーの使徒(彼にアッラーからの平安と祝福あれ)よ、私たちは兄弟か友人(であるムスリム)と会ったら、彼にお辞儀すべきですか?”(預言者は)言いました:“いや。”(男は)言いました:“彼を抱きしめてキスすべきですか?”(預言者は)言いました:“いや。”(男は)言いました:“それでは彼の手を取り、握手しますか?”(預言者は)言いました:“そうだ。”」(アッ=ティルミズィーとイブン・マージャの伝承[20])
● 握手の徳:
アル=バラーゥ(彼にアッラーのご満悦あれ)は言いました:「アッラーの使徒(彼にアッラーからの平安と祝福あれ)は言いました:“2人のムスリムが会って握手するならば、彼らが別れる前に彼ら(の罪)は赦されるであろう。”」(アブー・ダーウードとアッ=ティルミズィーの伝承[21])
● 握手と抱擁をする時:
アナス(彼にアッラーのご満悦あれ)は言いました:「預言者(彼にアッラーからの祝福と平安あれ)の教友たちは会えば握手し合い、旅行に発つ時には抱き合ったものでした。”」(アッ=タバラーニーの伝承[22])
● 不在者に対する挨拶の仕方:
1-アーイシャ(彼女にアッラーのご満悦あれ)によれば、預言者(彼にアッラーからの祝福と平安あれ)は彼女にこう言いました:「“アーイシャよ、ジブリールがあなたに挨拶(「アッ=サラーム・アライクム。」という言葉)しているぞ。”(それで)私は言いました:“ワ・アライヒ・アッ=サラーム・ワ・ラフマトッラーヒ・ワ・バラカートフ(そして彼にも平安と、アッラーのご慈悲と祝福がありますよう)。あなたは私の見えないものをご覧になられるのですね。”」(アル=ブハーリーとムスリムの伝承[23])
2-ある男が預言者(彼にアッラーからの祝福と平安あれ)の所に来て、言いました:「“私の父があなたに挨拶(「アッ=サラーム・アライクム。」という言葉)しています。”(預言者は)言いました:“アライカ・ワ・アラー・アビーカ・アッ=サラーム(あなたと、そしてあなたの父にも平安あれ)。”」(アブー・ダーウードとアフマドの伝承[24])
● 訪問者を支える、あるいは彼に栄誉の意を示す意味で起立することに関して:
1-アブー・サイード(彼にアッラーのご満悦あれ)によれば、クライザ族がサアド・ブン・ムアーズの判決に服したことに関し、預言者(彼にアッラーからの祝福と平安あれ)は彼(サアド)に(預言者のもとへと召喚すべく)使いを送りました。そして(預言者は周りの者たちに)言いました:「あなた方の長のために起立するのだ。」あるいは「あなた方の最良の者」と言いました。(アフマドの伝承[25])
2-アーイシャ(彼女にアッラーのご満悦あれ)は言いました:「ファーティマ‐アッラーが彼女のお顔を貴くされることを‐よりも、アッラーの使徒(彼にアッラーからの祝福と平安あれ)のよき気風と導きと立ち居振る舞いにおいて酷似している者はありませんでした。彼女が彼の所に来れば、彼は彼女のために立ち上がり、彼女の手をとってキスしました。そして彼女をその場に座らせました。また彼が彼女の所に来れば、彼女は彼のために立ち上がりました。そして彼の手をとってキスすると、その場に彼を座らせました。」(アブー・ダーウードとアッ=ティルミズィーの伝承[26])
● 誰かに対して起立すること、あるいは誰かを起立させることの忌避性:
ムアーウィヤ(彼にアッラーのご満悦あれ)は言いました:「私はアッラーの使徒(彼にアッラーからの平安と祝福あれ)がこう言うのを聞きました:“男たちを(自身に対する敬意ゆえに)起立させたまま仕えさせることを喜ぶ者は、地獄の業火の中に住むことになろう。”」(アブー・ダーウードとアッ=ティルミズィーの伝承[27])
● 挨拶を聞いてもらえなかった時には、3度挨拶すること:
アナス(彼にアッラーのご満悦あれ)によれば、預言者(彼にアッラーからの祝福と平安あれ)は何か1つの単語を話す時には、それがよく(人々に)理解されるべく3回繰り返しました。そして人々のもとを訪れた時には、3回挨拶したものです。(アル=ブハーリーの伝承[28])
● 集団に対しての挨拶:
アリー・ブン・アビー・ターリブ(彼にアッラーのご満悦あれ)によれば、アッラーの使徒(彼にアッラーからの祝福と平安あれ)は言いました:「集団の中の誰かが挨拶すれば、それでその集団全体がそうしたことになる。また(集団内の)誰かが挨拶を返せば、そこに座っている(集団内の他の)者たち(全員)がそうしたことになるのだ。」(アブー・ダーウードの伝承[29])
● 用便中は挨拶を返さないこと:
1-イブン・ウマル(彼らにアッラーのご満悦あれ)によれば、ある男がアッラーの使徒(彼にアッラーからの祝福と平安あれ)の用便中に通りかかり、彼に挨拶をしました。しかし彼はそれに対して返事をしませんでした。(ムスリムの伝承[30])
2-アル=ムハージル・ブン・クンフド(彼にアッラーのご満悦あれ)によれば、彼は預言者(彼にアッラーからの祝福と平安あれ)の用便中に通りかかり、彼に挨拶しました。しかし彼は返事をせず、ウドゥー[31]をした後に彼に振り返ると、こう言いました:「体が清浄な状態でない時に、偉大かつ荘厳なるアッラーの御名を言及したくなかったのだ。」(アブー・ダーウードとアン=ナサーイーの伝承[32])
● 来訪者に親愛をもって接すること。及び初対面の者が自己紹介し、その立場を表明すること:
アブー・ジャムラ(彼にアッラーのご満悦あれ)は言いました:「私はイブン・アッバースと人々の間の説明役を務めていました。彼(イブン・アッバース)は言いました:“(ある時)アブド・アル=カイスの使節団が預言者(彼にアッラーからの祝福と平安あれ)のもとにやって来ました。彼(預言者)は言いました:「使節団とは誰か?(あるいは「どの民だ?」)」(人々は)言いました:「ラビーア部族です。」すると(預言者は)言いました:「ようこそ、民よ(あるいは「使節団よ。」)あなた方は憂き目も見なければ、酒に遊ぶこともない方々である[33]。」。”」(アル=ブハーリーとムスリムの伝承[34])
● 「アライカ・アッ=サラーム」で挨拶を始めることの忌避性:
1-ジャービル・ブン・サリーム(彼にアッラーのご満悦あれ)は言いました:「私は預言者(彼にアッラーからの祝福と平安あれ)のもとを訪れ、こう言いました:“アライカ・アッ=サラーム。”すると彼は言いました:“「アライカ・アッ=サラーム」と言うのではない。「アッ=サラーム・アライカ」と言うのだ。”」(アブー・ダーウードとアッ=ティルミズィーの伝承[35])
2-また上記と同様の別の伝承にはこうあります:「“アライカ・アッ=サラーム”とは死人への挨拶であるから。」(アブー・ダーウードの伝承[36])
[1] サヒーフ・アル=ブハーリー(19)、サヒーフ・ムスリム(39)。文章はアル=ブハーリーのもの。
[2] サヒーフ・ムスリム(45)。
[3] 真正な伝承。スナン・アッ=ティルミズィー(2485)、サヒーフ・スナン・アッ=ティルミズィー(2019)、スナン・イブン・マージャ(1334)、サヒーフ・スナン・イブン・マージャ(1097)。文章はアッ=ティルミズィーのもの。
[4] 真正な伝承。スナン・アブー・ダーウード(5195)、サヒーフ・スナン・アブー・ダーウード(4327)、スナン・アッ=ティルミズィー(2689)、サヒーフ・スナン・アッ=ティルミズィー(2163)。
[5] サヒーフ・アル=ブハーリー(6077)、サヒーフ・ムスリム(2560)。文章はムスリムのもの。
[6] 真正な伝承。スナン・アブー・ダーウード(5197)、サヒーフ・スナン・アブー・ダーウード(4328)、スナン・アッ=ティルミズィー(2694)、サヒーフ・スナン・アッ=ティルミズィー(2167)。文章はアブー・ダーウードのもの。
[7] サヒーフ・アル=ブハーリー(6231)、サヒーフ・ムスリム(2160)。
[8] サヒーフ・アル=ブハーリー(6232)、サヒーフ・ムスリム(2160)。
[9] 真正な伝承。スナン・アブー・ダーウード(5204)、サヒーフ・スナン・アブー・ダーウード(4336)、スナン・イブン・マージャ(3701)、サヒーフ・スナン・イブン・マージャ(2986)。
[10] サヒーフ・アル=ブハーリー(6247)、サヒーフ・ムスリム(2168)。文章はムスリムのもの。
[11] サヒーフ・アル=ブハーリー(6158)、サヒーフ・ムスリム(336)。文章はムスリムのもの。
[12] 訳者注:ズィンミーとはムスリムの庇護のもとにイスラーム国家に居住する、キリスト教徒やユダヤ教徒ら啓典の民のことです。
[13] サヒーフ・ムスリム(2167)。
[14] 訳者注:本来なら「ワ・アライクム・アッ=サラーム」と返すべきですが、「アッ=サラーム(平安)」という言葉には言及しません。
[15] サヒーフ・アル=ブハーリー(6258)、サヒーフ・ムスリム(2163)。
[16] 訳者注:詳しくは「シルク」の項を参照のこと。
[17] サヒーフ・アル=ブハーリー(5663)、サヒーフ・ムスリム(1798)。文章はムスリムのもの。
[18] 訳者注:つまり両方ともすべきであるということ。
[19] 伝承経路は良好。スナン・アブー・ダーウード(5208)、サヒーフ・スナン・アブー・ダーウード(4340)、スナン・アッ=ティルミズィー(2706)、サヒーフ・スナン・アッ=ティルミズィー(2177)。アッ=スィルスィラト・アッ=サヒーハ(183)参照。
[20] 良好な伝承。スナン・アッ=ティルミズィー(2728)、サヒーフ・スナン・アッ=ティルミズィー(2195)、スナン・イブン・マージャ(3702)、サヒーフ・スナン・イブン・マージャ(2987)。
[21] 良好な伝承。スナン・アブー・ダーウード(5212)、サヒーフ・スナン・アブー・ダーウード(4343)、スナン・アッ=ティルミズィー(2727)、サヒーフ・スナン・アッ=ティルミズィー(2197)。
[22] 伝承経路は良好。アッ=タバラーニーの「アル=アウサト」(97)。アッ=スィルスィラト・アッ=サヒーハ(2647)参照。
[23] サヒーフ・アル=ブハーリー(3217)、サヒーフ・ムスリム(2447)。
[24] 良好な伝承。スナン・アブー・ダーウード(5231)、サヒーフ・スナン・アブー・ダーウード(4358)、ムスナド・アフマド(23492)。文章はアブー・ダーウードのもの。
[25] 良好な伝承。ムスナド・アフマド(854)。アッ=スィルスィラト・アッ=サヒーハ(67)参照。
[26] 真正な伝承。スナン・アブー・ダーウード(5217)、サヒーフ・スナン・アブー・ダーウード(4347)、スナン・アッ=ティルミズィー(3872)、サヒーフ・スナン・アッ=ティルミズィー(3039)。
[27] 真正な伝承。スナン・アブー・ダーウード(5229)、サヒーフ・スナン・アブー・ダーウード(4342)、スナン・アッ=ティルミズィー(2755)、サヒーフ・スナン・アッ=ティルミズィー(2212)。
[28] サヒーフ・アル=ブハーリー(95)。
[29] 良好な伝承。スナン・アブー・ダーウード(5210)、サヒーフ・スナン・アブー・ダーウード(83)、アッ=スィルスィラト・アッ=サヒーハ(1412)とイルワーウ・アル=ガリール(778)参照。。
[30] サヒーフ・ムスリム(370)。
[31] 訳者注:イスラームにおいて定められたある一定の形式における、心身の清浄化を意図した体の各部位の洗浄。
[32] 真正な伝承。スナン・アブー・ダーウード(17)、サヒーフ・スナン・アブー・ダーウード(13)、スナン・アン=ナサーイー(38)、サヒーフ・スナン・アン=ナサーイー(37)。
[33] 訳者注:彼らは自ら進んでイスラームに改宗した者たちであり、それゆえ戦争などによって憂き目をみることもありませんでした(イブン・ハジャル著サヒーフ・アル=ブハーリー解釈「ファトゥフ・アル=バーリー」参照)。
[34] サヒーフ・アル=ブハーリー(87)、サヒーフ・ムスリム(17)。
[35] 真正な伝承。スナン・アブー・ダーウード(5209)、サヒーフ・スナン・アブー・ダーウード(4341)、スナン・アッ=ティルミズィー(2722)、サヒーフ・スナン・アッ=ティルミズィー(2189)。
[36] 真正な伝承。スナン・アブー・ダーウード(5209)、サヒーフ・スナン・アブー・ダーウード(4341)。